メッセージ
ソニーバンクは個人に対して、企業理念に則り質の高い金融サービスを提供していきたいと考えています。
日本の個人金融資産は1500兆円にのぼります。GDPの3倍弱という金融資産は、戦後の復興、高度成長期を通じて、営々として蓄積してきたものであり、日本経済の成長を大きく助けるものでした。これだけの金融資産を保有するにもかかわらず、個人を中心に金融サービスを提供するというスタンスはあまり見られませんでした。また、今後の日本の人口動態的変化、経済の成熟化を考えるとき、個人が金融資産をどのように保有・運用するのかということは、非常に大きな課題となり、個人の資産運用ニーズも高まっていきます。
これらの資金の還流を担うのが金融サービスです。金融サービスの質を向上させ、効率性を高めることは、円滑な経済活動を促進し、国民生活の向上に資するものと期待されます。これまでも、情報・通信技術の発達は金融サービス分野で、業務面、技術面での革新を促し、そのサービスの質を向上させてきました。近年のインターネットの急速な普及、関連技術の発達は、預金の受け入れ、資金の貸し付け、資産の運用、資金移動、決済といった銀行業務を個人が一段と快適な環境で享受できることを可能としつつあります。
ソニーは、昭和21年5月の創立以来、エレクトロニクス技術の発達を民生用エレクトロニクスに生かし、オーディオ、ビデオ、テレビ、情報・通信といった事業を中核に発展するとともに、そのコンテンツであるゲーム、音楽、映画、さらには保険も包含して業務を展開してきました。ソニーバンクは、ソニーにこれまでに蓄積されてきた経験、技術をもとに、発達するインターネット技術を活用した銀行業務を実現し、利用者の利便性を拡大していこうと考えています。
金融には、金利や為替レートが時々刻々と変化する世界、手数料が競争の中で決められる世界があります。これは、大きな資金を持ち、その運用に腐心しているプロの世界にとどまっていました。日々のニュースでは経済情報として、株価水準と並んで、プロの世界で決定される為替レートや長期国債の金利水準も報じられています。プロの世界があり、どのような状況にあるのかは一般的な情報となっているにもかかわらず、それは多くの個人にとって無縁のものでした。これは、情報の制約、通信の制約などによるものでした。しかし、情報処理技術、通信の発達によって個人であっても金融の標準的なサービスを受けることは可能ではないか、とソニーバンクは考えます。企業が享受している金融サービスの水準へ、また、より市場に近いサービスへ近づけていくよう努力します。ソニーバンクは、個人がよりフェアなサービスを享受できる可能性を広げ、その実現に力を注ぎます。
また、お金とは自分の考えていることを実現するための手段であるとの考えから、お金を使いこなすための道具を提供していこうと考えています。企業の経営資源が、ヒト、モノ、カネ、情報であるように、人生という事業の遂行にもお金という資源が必要だと考えます。ソニーバンクは、お金という道具を人生の目標達成のためにうまく使いたいという人が、まず相談相手として考えていただける存在になりたいと願っています。そのための基礎は信用にあります。ソニーバンクは、長期的に利用していただけるよう安心され、信頼される金融サービスを提供していきます。
ソニーバンクは、新たなテクノロジーを金融の分野に生かすことによって、個人の自由度を高め、新しいライフスタイルを創造することに貢献していこうと考えています。今後とも、ソニーバンクの企業理念を追求し、多くのお客さまのご期待にも応えてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長 兼 CEO
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